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LOVE LEE PICKUP ラブリー ピックアップ

2016年7月4日更新

連載 第2回
ブーツカット穿き比べ!

前回大好評だったストレート101Z、201に引き続き第2弾!

 

ここ数年、世間ではテーパード、スリムといった細身が人気ですが、最近、アメリカ屋スタッフの中ではブーツカットにチャレンジする人が続出!

私自身も気になってきたので今回はフレア(ブーツカット)をご紹介。

 

Leeのブーツカットにはアメリカンライダース102、アメリカンスタンダード102の2品番があり、各モデル、シルエット、素材感が異なるため穿き比べてみましょう。

前回のストレートモデル、アメリカンライダース101Z、アメリカンスタンダード201は共にワンウォッシュを穿いたので今回はUSED加工をチョイス。

シリーズによっての加工加減も含めて見てもらえると嬉しく思います。


アメリカンライダース102

アメリカンスタンダード102

【アメリカンライダース102】

まずサイズ選びから。前回101はウェスト30で少しゆとりがありましたが周りからのアドバイスもありジャストサイズの29インチをチョイスしました。

【アメリカンスタンダード102】

こちらはアメリカンスタンダード102の中でも中間色の物をチョイスしました。穿き比べてみてブーツカットでも全然違う事を再確認。サイズは同じ29。

アメリカンライダース102】

腰深めは前回の101同様でバックポケットも離れぎみ。今回のポイントでもあるUSED加工もリアルなアタリがより雰囲気をアップ。

【アメリカンスタンダード102】

穿いてみると、アメリカンライダース102に比べて腰低めウェスト周りもタイトで腿まで細い感じがします。

【アメリカンライダース102】

見てください!この美脚シルエット!このアングルが一番カッコイイかも!ストレートの時はブーツで合わせたのですが今回はスニーカーで足元軽めで。

【アメリカンスタンダード102】

膝周りが少しゆったりしています。ヒップから膝下までストレートに近い感じがしますね。

【アメリカンライダース102】

ウェスト周りもイイ感じのアタリがありますね。最近の加工技術が高く改めて驚きます。

【アメリカンスタンダード102】

生地感はジーンズ特有のバリバリして硬い質感ではなく肌馴染みの良い感じがストレス無く穿けます。

【アメリカンライダース102】

オールスターでワンクッションある感じですね。このくらいの長さが一番足元を選ばず使えそうだなと思いました。

【アメリカンスタンダード102】

オールスターで合わせるとこんな感じ。スニーカー、ブーツ、サンダル、合わせる物によってストレート以上にガラッと雰囲気が変わるのが新鮮に感じました。

【アメリカンライダース102】

ブーツカット独特の流れるようなラインは目を引きますね。

【アメリカンスタンダード102】

洗いざらしの自然な感じの色落ちがポイント。この加工が良いって人も結構います!!

【アメリカンライダース102】

Lee独特の縦落ち感が良く出てます。アーカイブスには無い質感がありこれはこれでまた良い!!

【アメリカンスタンダード102】

腰、腿ジャストサイズだとこんな感じ。食事した後は辛いかも~

【アメリカンライダース102】

ポケット周りの色落ちとイエローステッチが目を引くワンカット!!少し色褪せしたレイジーSも雰囲気あるある~

【アメリカンスタンダード102】

私自身、普段ワンサイズアップで穿くことが多いのでプリプリ感がちょっと慣れませんが今までと雰囲気が違ってこのモデルなら29インチで正解だなと思いました。


アメリカンライダース102とアメリカンスタンダード102を穿き比べてみた感想は...

 

アメリカンライダース102

アメリカンライダースシリーズならではのパリパリしたカタめの生地感は素晴らしく、

メリハリのある色落ちはシンプルなトップスと合わせても目を引きそうな1本です。

 

アメリカンスタンダード102

ストレートに近いシルエットは穿く人を選びません。また生地感も柔らかくとても穿き易いです。

色落ちも自然で洗えば洗うほど青みが出てきて、より雰囲気がアップしそうな1本です。


いかがでしたでしょうか?

 

70年代に一大ムーブメントを起こして早40年。

大定番だと思われていた品番が廃番になるメーカーもある中で、今も変わらずに作り続けられる102はLeeの一つの誇りであり、今のファッションシーンに違う角度からのアプローチであることは然ることながら、本来ジーンズを穿く人々の自由さをも指している気がしてなりません。

 

人と違う事を余り良しとはしない息苦しい今(時代)、敢えて時代の流行と逆をいくフレアーで個性を出してみませんか?

きっとお洒落の引き出しが一つ増えるはず。

 

アメリカ屋では両品番揃っていますのでアメリカンスタンダード、アメリカンライダース穿き比べてみてください。


コメント

    2016年8月2日 6:27 PM

    Denny様 よりコメント

    チャーリー田中様
    いつも楽しく読んでいます
    以前アメリカ屋さんでLeeアーカイブス52年モデルを購入した者です
    2つ教えていただきたいことがありまして

    ①連載2回目で
    『週一くらいで糊付けをしてパリパリにしているので』
    とありますが、具体的にどのような糊付けをされていますか?
    使っている糊やノウハウなど、ぜひ知りたいのです
    (ちなみに私は糊付け作業をしたことがありません)

    ②連載1回目で『股、深ーい! 』とコメントされていましたね
    確かにこの52年モデルは股上がとても深く、驚きました
    私自身このようなジーンズを履くのは初めてで、
    とりあえずピッタリと「上げて」います
    そこで、このモデルを履きこなすうえで、気をつけていることなど
    ございましたら是非教えていただきたく...

    また、Leeのデニムジャケットについていつか取り上げてくだされば
    とても嬉しいです お手すきの際、ご一考くだされば...

    それでは、これからますます暑くなると思いますが
    お仕事頑張ってください

    2016年8月5日 10:26 AM

    チャーリー田中@americaya よりコメント

    Dear Dennyさん

    こんにちは!
    52年モデルをご愛用との事。嬉しいです!!
    頂いたご質問にお答えします。

    まず、糊付けに関して
    僕の糊付け方法は2つあります。
    1つ目は「キーピングスプレー」です。
    週一で行っているのはこの方法です。
    膝を屈伸した状態で前面部分に多めにスプレーします。その後はパンツを脱いで後ろもきっちりスプレーします。
    少し湿った状態になりますが、干して乾かすとパリパリした質感になります。
    2つ目は100円ショップなどで売っている「洗濯糊」です。
    僕の場合はパンツを洗った後に使用します。脱水後のパンツにハケで塗ります。
    コツとしては風呂で使う桶に糊を入れて手でパンツを持ちながらハケで塗ると楽です。
    立体的にパンツを干すと、前も後ろも横もキッチリ塗れるのでオススメです!
    次に股上に関してですが、股上が深くてビックリするお気持ちよーく分かります。
    僕はこのモデルを通常より1サイズアップで穿いています。
    少しゆとりがあり腰で穿くイメージですね。もちろんジャストサイズで穿くのもいいと思いますが、僕はちょっとゆるく穿くのが好きなので、1サイズアップにしてます。
    このパンツをカッコ良く穿くポイントは「レングス」だと思います。
    普段よく合わせるのがブーツなのかスニーカーなのかによってもレングスの調整は変わります。
    靴は何にするのかを考えて合わせるといいと思いますよ!
    もちろんチェーンミシンで仕上げるのはお約束で!

    少し涼しくなったらGジャンなんかも取り上げたいと考えています。
    売り場にお越し頂いた時は、是非、声をかけて下さいね!

    いつも読んで頂いて、ありがとうございます!!

    チャーリー田中

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