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2020年3月7日更新

TCB jeans 特集 2020

 

3月に入り、徐々に暖かくなって参りました。

ヘビーアウターを脱ぎ捨て、いよいよデニムの季節到来です。

今回はアメリカ屋でお取扱いさせて頂いている数あるデニムブランドの中から、TCB jeansをご紹介致します。

 

当店では昨年よりお取扱いを始めたTCB jeans。

当初お取扱いを始める旨、SNS上で告知したところ多くの方から「いいね」やメッセージを頂きました。

メッセージの内容は「TCBを試着してみたかった」、「TCBを試着して購入できるようになるのは嬉しい」といった内容でした。

SNSや口コミで徐々にファンを広げてきたTCB jeansですが、岡山から遠く離れた東京にも注目しているデニムファンがいらっしゃった事は本当に凄いことだと思います。

 

それではしばらくの間、お付き合いください。

~TCB Jeans~

 

日本が誇るデニムの聖地である岡山県倉敷市児島で、日々ジーンズの製造に勤しみ、有名ブランドのOEM等も請け負うジーンズ縫製工場の自社ブランド「TCB Jeans」。

 

自分たちが作りたいものを作るという、代表 井上氏の考えに賛同したジーンズ好きが集まって作られるアイテムはSNSを通じ、国内は勿論海外でもファンを増やしています。

TCB jeans 代表 井上 一 氏

~History of TCB~

 

・1990

 

TCB jeansのルーツは、代表・井上氏が野球漬けの小・中学生時代に出合ったメジャーリーグ。

センターバックに放たれたホームランを見た時目に止まった400という数字に、「アメリカ人は400Mのホームランを打つんだ!」と感動し(実は400フィートで約122Mだったと後でわかるのだが)、いつしかアメリカ自体に強い憧れを抱くようになりました。

 

ある日、ファッション雑誌で見かけたジーンズに魅了され、アメリカを中心としたデニムカルチャーに傾倒していきます。

 

雑誌に載った1本のジーンズ。その衝撃の出合いがデニムに目覚めさせ、今のTCBJEANSブランドの原点にもなっている。その時の雑誌は、今でも大切に保管されています。

・2000

 ​

井上氏は「将来は服に関わる仕事がしたい」と考え、18歳の頃に地元広島を離れて大阪のアメカジショップの店員として働き始めます。

 

接客をしていく中で、ふと手に取ったデニムがどこでどんな風に作られているのか知りたいと思い、いつしか「売る側」ではなく「作る側」へと興味はふくらんでいきました。

 

20歳の時にデニム職人を志し、国産ジーンズの聖地・岡山県の児島にあてもなく移住します。

最初は縫製工場に就職し、縫製作業を中心としたデニム製作の基礎を学びました。

 

その後デニムの企画を手掛ける会社へ転職。ここでは受注から納品までのアパレルの流通のすべてを経験し、児島のデニム業界の人との交流を深めました。

かつて雑誌で見て衝撃を受けたあのジーンズも「Made in KOJIMA」だったことから、児島には不思議な縁を感じているそうです。

・2007

 

縫製の仕事に立ち返るべく、27歳の時に「TCB」の社名で縫製工場を設立。自宅を作業場としてミシン10台がひしめき合う中、たった一人で縫製作業の全てを担当していました。

 

その後、共感してくれる仲間ができ、依頼も徐々に増えたことからスタッフを増員し、作業場や設備などの環境面も整えはじめます。

 

社名の「TCB」には2通りの意味があり、一つは「Taking care of business」。この言葉は、1960年~70年代のアメリカ映画でスラングとしてよく使われていて、「仕事を大事にする/おまかせください」というような意味合いを持ちます。

 

もう一つはブランドの立ち上げ時に猫を2匹飼っていたことから「Two Cats Brand」。2匹の猫はマスコット的な存在で、ラベルなどでもモデルとして登場しています。

・2011~2012

 

2011年に現在の工場に移転。当時は、他社製品を扱うOEM生産の会社として稼働し、作る楽しさを実感する一方で、オリジナルのものづくりへの葛藤を抱えていました。

 

そんな中、2012年に児島で開催された「デニムフェスティバル」への出店依頼を受けてTCB初の自社商品を生産することに。その時作ったのが、TCB50シリーズの前身となるコーンミルズで作ったジーンズ。この記念すべきファーストプロダクトを機に、「TCB」がつくるジーンズとしてのオリジナルブランド「TCB jeans」が誕生しました。

 

自分たちが本当に作りたい商品だけを作る「MADE BY TCB」のものづくりがスタートします。

2013~2017

 

SNSが一般に定着化してきた頃、TCB jeansは海外のデニムファンから注目を集めるようになりました。

 

アメリカで人気のWEBサイト「superfuture」でTCB Jeansの情報がシェアされ、海外での知名度が高まり、ブランドとしてもWEBサイトやSNSの更新を積極的に行い、写真や動画でブランドの世界感を発信。

 

作り手を前面に出し、メイキングを見せるというブランディングに反応してくれる人も多く、海外のメーカーが視察に訪れはじめます。

2015年には、日本のブランドを紹介するアメリカのドキュメンタリー映画「Weaving Shibusa」の中で、TCB jeansが紹介されることになります。

2017~2018

 

見学しやすいオープンな制作現場を目指し、2018年秋には工場をリノベーション。1階には縫製工場、2階にはショップ機能を持つショールームが新たに設け、TCB jeansというブランドそのものを感じられる空間が完成しました。

 

好きなもの、やりたいこと、自分たちが本当に作りたいこと。その気持ちに忠実であり続けるTCB jeans。「職人が0から商品を生み出している場所とお客さんを直接繋げる」という信念のもと、児島でしかできない「made by TCB」の純粋なものづくりを伝えていきたいと考えています。

~Brand Concept~

 

ただジーンズを作るのではなく、“ジーンズのある生活”を作る

 

TCB jeansは、古き良きアメリカのデニムをサンプリングし、現代の日常服としても魅力的に着てもらえるデニムスタイルの製作と提案にこだわっています。

 

1880~1960年代当時のアメリカのライフスタイルや空気感を紐解き、道具としての扱いやすさ、着ることで気分が高まるような、感覚的な良さを細かいディテールに落とし込んでいます。

 

また、自分達で作って売るというファクトリーブランドとしてのスタイルで、作り手の顔が見える製品づくりを心がけています。

 

TCB jeansは、「自分たちが本当に作りたい商品だけを作るブランド」というコンセプトのもと、ジーンズのある日常そのものが価値になる、そんなものづくりを目指しています。

~Product~

 

こだわりが詰まったTCB jeansの定番モデルを一部ではありますがご紹介致します。

・TCB 50’s XX model

ベースとなるモデル

1950年代のLevi’s 501 xx 紙パッチ

生地

約13.5ozジンバブエコットン

コンピューターで強制的に作り出したムラでは無く、昔ながらの紡績機の調整によって作り出した生地は、アタリ感は太く短い落ち方が特徴で、それが自然と線に繋がって、たて落ちとなります。

シルエット

股上は深く裾に向かって若干テーパードが入ったゆったりしたシルエット

特徴

隠しリベットを入れる際の切り込みは、当時数有る方法の中で一番強度の高い仕様を再現。

紙パッチは全てハンドメイド加工。

腰周りの帯下は地縫いせずに、帯先までチェーンステッチで縫っています。

あえてカラ環を中に入れず出したままで始末しています。

ヴィンテージと呼ばれる時代のスレキ部分は、ラフに縫われている事が多いのでTCB jeans 50’sも強度に問題ない程度に再現。

縫製糸にはカラー4色、使用糸番手は5種類で縫製。

縫製箇所によって縫う巾を変えたり、ミシンの調整や改造など見所が沢山あるジーンズです。

価格

¥16,759+Tax

・TCB 60’s 66 model

ベースとなるモデル

1970年代頃の初期66モデルと呼ばれるLevi’s 501

生地

約13ozサンフォーキンコットンと呼ばれる綿を使用。

サンフォーキンコットンは、カリフォルニアのど真ん中に広がる広大な農地、セントラルバレーの南のほうで作られています。

この農地は、周囲を囲む山脈の雪解け水を利用してできたもので、綿はこの雪解け水を源とした地下水を使って育てられています。

XXとは違う純粋なブルーの色目とムラ感、そして毛羽立ちが特徴です。

シルエット

裾に向かってテーパードの入ったすっきりしたシルエット。

特徴

縫製にはオール20番手のコアヤーン糸を使用。

紙パッチはTCB jeans 50’s同様ハンド加工。

縫製箇所によって縫う巾を変える等、ミシンの調整・改造など見所が沢山あるジーンズです

価格

¥16,000+Tax

・TCB Pre-shrunk jeans 505 model

ベースとなるモデル

1960年代のLevi’s 505

生地

約13ozサンフォーキンコットンと呼ばれる綿を使用。

サンフォーキンコットンの特徴として、天然でふわっと膨らんでおり、撚りを入れたときに良い毛羽がでます。

60~70年代の純粋な ブルーの色目とムラ感は、50年代までのXX生地と違い、染めも浅くなり、ジーンズが作業着から ファッションとして変化していく背景が生地をみるだけでも感じることができます。

そのイメージに合うようタテ糸ヨコ糸から別注したオリジナルの生地を使用しています。

シルエット

やや細めで、裾にかけてテーパードしていくテーパードストレート。

特徴

505ベースにしては珍しいセルビッジ仕様。

価格

¥16,000+Tax

・TCB 30’s Jean Jacket 1st model

ベースとなるモデル

1930年代の通称「ファースト」と呼ばれるデニムジャケット 506XX

生地

生地は綿から別注したタテヨコ8番の12.5oz。

染色もこの時代の特徴の青みの強いインディゴです。

シルエット

シルエットは現代でも着用し易いようにモディファイしており、着丈はやや長く、腕回りはやや細く設定されています。

特徴

左胸のポケット、フロントプリーツ、シンチバック、短めの着丈でボックスシルエットが特徴です。

価格

¥20,000+Tax

・TCB 50’s Jean Jacket 2nd model

ベースとなるモデル

1950年代の通称「セカンド」と呼ばれるデニムジャケット 507XX

生地

使用する生地はジンバブエコットン約13.5oz。

シルエット

シルエットは現代でも着用し易いようにモディファイしており、着丈はやや長く、腕回りはやや細く設定されています。

特徴

フロントポケットは2本針ミシンでステッチを入れているので、角にオニギリのようなステッチ。

そしてポケット縫いから糸を切らずにフラップ縫いに移っているのでステッチがフラップ下まで入っています。

フロントポケットのカン止めも、ヴィンテージを参考に太さ、幅を調整し同位置にしています。

製造工程の中でもかなり難しいアームホールの巻き縫いもヴィンテージミシンによるものです。

帯、カフスは帯先まで裏チェーンステッチ、ユニオンスペシャルによって地縫い無しの一度での縫製。

価格

¥18,856+Tax

~Coordinate~

TCBのアイテムを使った、アメリカ屋オススメのコーディネートをご紹介します。

STYLE NO.1(モデル:180cm 65kg)

TCBの定番アイテム「TCB 50’s Jean Jacket 2’nd model」

をメインにコーディネートしました

 

 

合わせたのは同じく定番のTCB 50’s XX model

王道アイテムを使ったにデニム×デニムスタイルの完成です。

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

ジャケット

TCB jeans TCB 50’s Jean Jacket 2’nd model

(価格:18,856+Tax)

40

シャツ

Macbatros ワークシャツ(価格:\4,600+Tax)

L

カットソー

Teasy AUTHENTIC CLASSIC サーマルカットソー(価格:¥9,500+Tax)

4

パンツ

TCB jeans TCB 50’s XX model(価格:16,759+Tax)

31

STYLE NO.2(モデル:180cm 65kg)

「Tabby’s Coat Wabash」をメインにコーディネートしました。

Tabby’s Coatはかつて、エンジニアが作業中の急な来客や軽い外出時に汚れた作業着の上から着用する為の通称Shop Coatです。

合わせたアイテムは、今季より取扱いを始めたフレンチワークブランドLe Travailleur Gallice。

ワークアイテムの組み合わせは重くなりがちですが、洗練されたフレンチワークとホワイト×ネイビーのカラーリングで、軽快で爽やかなイメージになりました。

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

コート

TCB jeans Tabby’s Coat Wabash(価格:¥24,000+Tax)

38

シャツ

Macbatros ワークシャツ(価格:\4,600+Tax)

L

ベスト

Le Travailleur Gallice ワークベスト(価格:¥13,600+Tax)

L

パンツ

Le Travailleur Gallice ワークパンツ(価格:¥16,800+Tax)

3

STYLE NO.3(モデル:180cm 65kg)

「TCB 30’s Jean Jacket 1st model」をメインにコーディネートしました。

合わせたアイテムはAVIREXのカーゴパンツ。

どちらも定番のアイテムで、アメカジの王道といったスタイルです。

流行に合わせ、タイト過ぎず、ややゆとりのあるシルエットにしてみました。

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

ジャケット

TCB jeans TCB 30’s Jean Jacket 1st model(価格:20,000+Tax)

42

スウェット

Good on スウェットシャツ(価格:¥8,800+Tax)

M

パンツ

AVIREX ファティーグパンツ(価格:¥8,900+Tax)

L

STYLE NO.4(モデル:180cm 65kg)

 

 

「TCB TABBYS JACKET 10oz TWISTED YARN BROWN DENIM」をメインにコーディネートしました。

 

1930年代のカバーオールで見受けられる左右非対称の胸ポケット、チンストラップ、身返しが表のカフス等、沢山盛り込んだモデルで、生地は1920-1930年代に観られる撚り杢のブラウンデニムを使用しています。

 

合わせたアイテムはLeeのオーバーオールで、アメリカ屋ならではのファーマースタイルです。

 

 

 

 

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

ジャケット

TCB jeans TCB TABBYS JACKET 10oz TWISTED YARN BROWN DENIM(価格:¥22,000+Tax)

38

スウェット

Good on スウェットシャツ(価格:¥8,800+Tax)

M

パンツ

Lee オーバーオール(価格:¥14,000+Tax)

M

STYLE NO.5(モデル:180cm 65kg)

 

 

 

「TCB BLACK CAT JACKET BLACK WABASH」をメインにコーディネートしました。

BLACK CAT JACKETは1920`sのBlack Bear社製chore Jacketを参考に作成されています。

生地はブラックウォバッシュが使用されており、ブルーのステッチが映え、とてもクールな印象です。

 

合わせたアイテムはスウェットパーカーと太めのペインターパンツ。

ワークアイテムを使用したストリートスタイルといったところでしょうか。

 

 

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

ジャケット

TCB jeans TCB BLACK CAT JACKET BLACK WABASH(価格:¥20,000+Tax)

40

パーカー

Russell Athletic プルオーバースウェットパーカー(価格:¥11,800+Tax)

L

パンツ

Carhartt ペインターパンツ(価格:¥14,000+Tax)

32

STYLE NO.6(モデル:180cm 65kg)

 

TCB TABBYS VEST Selvedge Covert DENIM」をメインにコーディネートしました。

40sのエンジニアジャケットをベースにしたベストです。

左胸には40’sStop Lossポケット、右胸には工具やタバコを入れても落ちないフラシポケットを採用しています。

 

春から初夏にかけてお勧めしたいコーディネートです。

ホワイトの六分袖とホワイトのワークパンツを合わせた爽やかなスタイル。

ちょっとした外出もベストの機能的なポケットがあるので、手ぶらでOKです。

 

 

カテゴリー

アイテム

着用サイズ

ジャケット

TCB jeans TCB TABBYS VEST Selvedge Covert DENIM

(価格:¥14,000+Tax)

38

シャツ

Dalee’sレイルロードニット(価格:¥8,000+Tax)

41

パンツ

Pherrow’s ワークパンツ(価格:¥22,000+Tax)

32

~Shop Information~

 

TBC jeansはアメリカ屋上野店 army Bでお取扱いしております。

電話番号:03-3831-2531

営業時間:AM10:00 ~ PM8:00

定休日: 無し


 

 

いかがでしたでしょうか?

TCB jeansの魅力が少しでも伝われば幸いです。

是非、ご来店頂きTCB jeansをお試しください。


この件に関するお問い合わせはこちらまで

アメリカ屋 上野店

電話番号:03-3831-2531


 
 

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