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Freewheelers

ブランド紹介

はじめにアメリカの服があった。
ワークウェア、アウトドアウェア、ミリタリーウェア、モーターサイクルウェア、アスレティックウェア・・・。
機能本位で、とことんタフなアメリカの服。
それはつまり、広大な未開の大地にアメリカという国を創った服だ。

そして、そんなアメリカの服にはアメリカを作った男たちの名もなき人生が刻まれている。

フリーホイーラーズは、自分たちが愛してやまない”アメリカを創った服”を蘇らせるべく結成されたクロージングカンパニーである。

しかし、その実態は単に歴史的なアメリカの服を、そっくりそのまま再現する復刻者ではない。

我々が再現したいのは、アメリカがアメリカになる過程で育んできたもの作りの精神や、その服が活躍したシーンの空気感。

フリーホイーラーズにとってヴィンテージウェアはもの作りにおける貴重なインスピレーションの源だが、目的はその表層を忠実にトレースすることにはない。
例えば我々が、いまや再現の困難な素材や仕様を駆使するのも、それは一枚の記録写真や映像の断片から否応なく滲み出る、ある日のどこかのアメリカの空気を表現するための手段なのだ。

フリーホイーラーズはまた、特定の時代や場所やカルチャーのみにモチーフを見出し、その服飾様式を踏襲するファッションブランドでもない。
例えば我々が、漂泊の文学集団<ビート>に強く惹かれるのも、それは彼らの発する赤裸々な言葉から否応なく滲み出る、ある日のどこかの漂泊の記憶への共鳴なのだ。

1940年代後半、ビートはニューヨークの喧噪から路上へと旅立った。彼らは自由を求め彷徨う道すがら、日常に埋もれた真実の欠片を無秩序に拾い上げ、そして謳い上げた。我々もまた、あたかもタイムマシーンを操るがごとく大胆かつ自在に時空を彷徨いながら、歴史の地層に埋もれた名もなきアメリカの輝きをランダムに掘り起し、服というファクターを通して謳い上げる。

フリーホイーラーズが追い求めるのは、現代のどんな服にも、さらにはどんなヴィンテージウェアにもない新たな価値。
言うなればそれは、元来ある目的のために作られた服が最もまばゆく発光する場面に置かれた時と同じ輝きを、今、日常の中で解き放つための服作り。それゆえに我々は”アメリカを創った服”の物語を旅するのだ。

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