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JAPAN SPIRITS 日本製に拘るアイテム

2018年6月1日更新

連載 第8回
児島ジーンズ

第8弾として『児島ジーンズ』をご紹介致します。

今や世界に誇る日本のデニム産地で有名な岡山県児島を拠点とした児島ジーンズ。

ジーンズの産地、岡山県児島地区

ミシュランガイドにも「ジーンズの都」として掲載されるなど、国際的な知名度も高い

児島ジーンズのショップもある児島ジーンズストリート

古くは江戸時代から繊維産業が盛んな町で繊維産業の三大要素とも言える『染め』『織』『縫製』が備わった地域です。

日本では岡山県児島地区がデニム発祥の地で繊維業に携わる人が多く、今もなお技術の向上に励んでおります。

そんな日本のデニム発祥の地で児島ジーンズは誕生しました。

児島ジーンズの始まり

児島ジーンズ初期の着用サンプル

約10年前デニムブームが衰退していたころ、とある工場を立て直す事を決意し、当ブランド児島ジーンズが始まりました。

「国産デニムは高い。」といったイメージを打破する事で児島の縫製技術の需要は高くなると考えたからです。

「高価な物作りではなく、より多くのお客様へ」を目的として、当時国産デニム¥4,900でスタートさせました。

一時的に高い物を作り、高い工賃を支払う事も勿論大切ですが、実際、工場側が求めているのは低い賃金であっても定期的なオーダーです。

生産数を増やすために原価率を限界まで引き下げ、業界最安値で販売する事で生産を安定させてきました。

また児島ジーンズのコンセプトでもある『価値ある物作り』に沿った企画をより明確にしてきました。

【デニム】と一言で言っても千差万別です。リーバイス501こそがデニムだ。いかにリーバイス501に近づけるかがデニムだ。日本製で高価な物がデニムだ。よい色落ちこそがデニムだ。メーカーによって解釈やレシピは様々です。

コンセプトである『価値ある物作り』を更に分析し

1. 手に取りやすい価格

2. 頑丈

3. デザイン性

と3つの柱をテーマに企画を行っています。

主なラインナップ

1、べーシックデニム

【15オンス】

「より多くの人に児島ジーンズの良さを知ってもらいたい」

そんな思いから生まれた15オンスシリーズはコストパフォーマンスに優れたエントリーモデル。

旧織機で織り上げたセルビッチ生地を使用した商品。

5つのシルエットで構成した15オンスシリーズはアメカジ、ジーニングの入り口として企画しています。

もちろんセルビッチデニムを使用しています。

【18オンス】

エイジングを意識した18オンスシリーズ。

厚過ぎず薄過ぎないデニム生地は弱テンションで織り上げているため、凹凸感が強く風合い豊かな縦落ちが出ます。

サンフォライズド加工を施しているため、ノンウォッシュからの穿き込みが出来るヘビーオンスのエントリーモデルとして企画しています。

2、バイカー系デニム

【21オンス】

耐久性や防寒の追求を繰り返した結果出来上がったデニム。

当初ヘビーオンスを企画した時は、バイカー向けではなく、エイジングと縫製技術の向上をコンセプトにした製品でしたが、その耐久性と防寒性がバイカーや作業員の方々から好評を得て、リアルな要望と意見を参考に商品化したヘビーオンスバイカーシリーズ。

通常の13オンスの生地に比べると、生地、縫製とほぼ倍近い時間を要するデニムは児島でも一部の職人にしか出来ない縫製技術になります。

児島の職人のアイデンティティーを象徴する企画です。

【ケブラ―】

「デニムは強いものである。」そんな思いから幾度と試験を繰り返し誕生したケブラ―ミックスストレッチデニム。

ケブラ―(鋼鉄の5倍の強度がある化学繊維、熱や摩擦に対し強い)を織りこんだこのシリーズは高い耐久性を持ちながら伸縮性を兼ね備えているため、ストレスフリーで穿ける児島ジーンズ至上、最もハイスペックな企画です。

デニムの革新とも言える世界初のデニムになります。

伸縮性があるため、屈伸などの動作も難なくこなせる「ケブラ―ミックスストレッチデニム」。

さらに耐久性が高いとなれば、バイク乗りには欠かせない1本。

3、切り替えデザインワークパンツ

縫製技術の向上を目的とし異素材での切り替え、独創的なパターンを用いたデザインワークパンツシリーズ。

一見簡単そうに見えますが、通常の5ポケットに比べ、圧倒的な技術を要する切り替えは児島ジーンズの専売特許です。

異素材の縮率を加味しながら、これまで市場に無いパターン・切り替えを幾度と縫製してきた児島ジーンズの職人以外では困難なシリーズです。

生産工程

数ある工程を経て、様々な方々の手によって児島ジーンズは作られています。

1、裁断

デザイン、縫製、縮率などを綿密に計算された型紙を使用し、裁断します。通常のデニムであれば一つのパーツに対し、一度に30枚程を断ちます。

ケブラー製品や、ヘビーオンスを裁断する場合は機械への負担も多く、一度に断てる枚数は半減します。

また、細かい部分は職人が鋭く研いだノミやカッターを使用し手仕上げで微調整を行います。

2、旧式織機

通称シャトル織機とも呼びます。

旧式の織機を使用して生産されるセルビッチデニムは、その生地を織る為に通常のデニム生地の5倍以上の時間を必要とします。

1時間で数mしか織ることができず、さらには織りキズなどロスが出ることも多いので、とても貴重なデニム生地といえます。

デニム生地の端、通称「耳」と呼ばれる部分のことを指し、旧式の力織機を使用して織られた、生地端にほつれ止めがされたデニム生地のことです。

3、縫製

ユニオンスペシャル43200G 俗称(だるま、ブルドックなど)

正式名称、「高速度地縫用 一本針 二重環縫ミシン」です。

裾上げ専用機で1950年代に活躍したミシンです。

通称ラッパと呼ばれる金具にカットした裾を通す事で自動的に巻き込まれ捻じれが生じる仕組みになっております。

日本では当時、裾のうねりやズレからクレームの対象とされていたが、1990年代の古着ブームより、アメリカの合理的で粗々しい縫製が『味』として受け入れられ前向きに捉えられてきました。

4、洗浄

ワンウォッシュ、ストーンウォッシュ、バイオウォッシュなど、縫いあがったジーンズの仕上げに用いる工程です。

ワンウォッシュとは縫い上がったジーンズの生地の風合いや縮率を安定させるために縫製が完了したデニムを洗う工程です。

中でも、職人達の探求により実現に至ったのが『ストーンウォッシュ』です。児島発祥の加工技術であるストーンウォッシュは釜に軽石を入れて洗浄を行うことで独特の風合いを醸し出すと同時に柔らかく穿きやすい仕上がりにする技術です。

このように児島では洗い加工場が独自に探求し世界に先駆けた加工技術の開発へ取り組んでいます。

また洗いの処理によって出る汚水を浄化する装置も完備されているのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

日本のジーンズをより多くの方々に穿いてもらいたいという想いからスタートした児島ジーンズ。

定番ジーンズから、頑丈なバイカー系デニムシリーズ、デザイン性が売りの切り替えデザインワークシリーズなど一度手にしたら病みつきになるかも知れません・・・



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